スクールで習ってる通りにやってみ、って素振りさせるときれいなフォームで振れるのに
試合になると手打ちが散見されるチャト坊。
なんで?
最初はまだフォームが身についてないだけかと思っていたんですが、
それだったら素振りでも安定しないはず。
なんで?
そんななんでな或る日。
土曜日にスクールがあるときはいつも帰りに公園でキャッチボールをするので、
ついでに最近気になるフォアも練習しようと素振りさせてみたんです。
どうせラケット持ってるんでね。
軽くステップを踏みながら軽快にラケットを振るチャト坊。
やっぱりうまく出来ています。
そのうち、妻が「ほら、前に来た」「ほら後ろ」「右斜め前」「左後ろ」と声をかけ始めます。
声に合わせて動くチャト坊。
あれ?
はっきりとはわかんないんですが何か違和感があったので、
僕も同じようにやってみようとチャト坊からラケット借りて――まず構えたんです。
右手でグリップ持ってヘッドを左側に倒して、左手はフレームとグリップの間のあたりに添える。
次に前に出たり後ろに下がったり斜め前に出たりするんですが、
とりあえず右側に(フォアサイドに)動こうとしたところで、
テニス素人のお父さんにはちょっとわかんないことが出てきました。
「これ、動く時ってラケットどうやって持って動くん?」
言いながら特に考えもせず動いたら、さっきの構えを解いてラケットを片手で持った形(右手で持ってヘッドを今度は右側に倒す)になったんですね。
体の外側にラケットを開いた状態です。
で、そのままボールを打つ真似をしてみたんですけど……。
!!!!!!!
……こーれーだーww
なんとフォアが手打ちになる原因がわかっちゃいましたww
テニスでラケットを振ってボールを打つ動作って、分割すると
構え、テイクバック、スイング、インパクト、フォロースルーだと思うんですけど、
ラケットを開いた状態でボールを追いかけてしまうと、もうそこからは後ろに引くことができないんです。
持ってたその位置から振り始めるしかできない。
つまりテイクバックができない。
結果、手打ちになっちゃう。
構えの状態から始めないとしっかりとボールを打つための一連の動作が取れないということに気づいたんです。
だから、動くときにも構えたままでなければいけない。
これがチャト坊は出来てなかったということです。
マジ天啓!!
さっそくチャト坊に説明して、
良い例(構えた状態で動いてラケットを振る)を何回か見せた後、
「おまえ試合中こうなってるから、こう、こう」と悪い例(構えを解いた状態で動いて振る)をやってみせたんですね。
案の定、それ見て笑ってるチャト坊。
いや、だからお前だよ!
構えたまま動けとか、実際に目の前でやって見せてもあんまりわかってない感じだったんですが、
その後「左手をラケットに添えたまま動くようにしてみ」と伝えたところ、
前後左右に動きながらもきれいに振れるようになりました。
おお!
これバッティングセンターでのバットとんとんのときと一緒ですね。
口で言っても駄目だけど自然とそうならざるを得ない動きをさせるとうまくいく。
undoshinkeikaihatu.hatenablog.com
もともとその場で振ったときには出来てたことですし、まだ素振りだけなんですけどね。
とにかく手打ちから一歩前進です。
左手は添えるだけ――。
まさかスポーツ漫画の名言がここで出てくるとは。バスケットだけど。