うちとこの運動能力開発ブログ(ジュニアテニス編)

  我が子の運動能力開発について語ります、語りたい ~Love means nothing in tennis,but it's everything in life.~

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とにかく試合を沢山させたい!後編(自分で切り開く力の重要性)

テニスがスポーツとして難しすぎる、ってところからつながってると思うんですが、普通のスポーツって競技として技術を教わる前に遊びから始まりますよね。
友達とわちゃわちゃ遊んで試合というか対戦しまくって、楽しくて負けたくなくて勝ったら嬉しくて、もっとうまくなりたいから技術を習うと。

テニスってそのサイクルから外れてる気がするんですよ。

学校でやらないし、休日に友達とやらないし、まず基本的な技術を習得するところから始まって(スクールでも親でも近所の兄ちゃんからでもいいんですが)、ある程度うまくなってからやっとゲームができると。サーブ入らないとゲームにならないですからね。

 

そのせいなのかわからないんですが、「練習」>「試合」になっているような気がしてですね。
試合に勝つためには練習をしなければならない、と。

僕としては練習よりも試合をさせたい派なんですよね。

そのことについてはこちらでちょっと話してます↓

undoshinkeikaihatu.hatenablog.com

これサッカーから来てるかもなんですが、サッカーって『サッカーはサッカーをすることでしかうまくならない』という考え方が割と一般的に話されてる(みんな知ってる)スポーツなんですよ。

つまり、シュート練習とかドリブル練習とかパス練習とか一つ一つを切り出して技術習得に努めれば確かにその技術はうまくなるだろうけど、それはサッカーがうまくなったことにはならないと。


とにかくゲームを沢山してその中で色んなシチュエーションを何回でも経験すると。失敗しても成功してもとにかく回数!全部が経験!って感じです。

ブラジル人は日本人と比べてゲーム中にゴール前でシュート打つというシチュエーションを500倍経験してるらしいですからね。だから落ちついてシュートを決められると(ほんとかな…。でも説得力めっちゃある。なんとなくそんな感じはしちゃうw)。

 

で、この切り出しての技術練習って(日本では)野球から来てるかなとなんとなく思っていまして。

野球って一つ一つのシーンが割とはっきりとしているスポーツなんで、これがかなり有効なんですよね。

 

で、テニスは野球とサッカーどっちに近いのかということになるんですが、パッとイメージするとなんか野球に近いように思いますよね。

 

限られた範囲に来たボールを、限られた形の動作(バックハンド、フォアハンドみたいな)で返して、相手も同じように返してくるわけですから、切り取り型の練習が有効な気がしますよ、ほんとに。サーブもね。

でもですね、相手の苦手なところを見つけてそこを付くとか、自分の持ってる武器で勝ち筋を探すとか、守りからどこで攻めに転ずるとか、サーブにおいても相手に応じてどこにどんなサーブを打つか変わってくるわけで、僕は素人なんで全然出てこないんですがやってる人はこういう戦術っぽいやついくらでも出てくると思うんです。

これは逆にサッカーにすごく近いのかなと。サッカー得意な地域の人がやっぱりテニスでも活躍してますしね。

 

で、そこを自分の頭使って考えられるようになるのって、やっぱり試合経験(ゲーム経験)しかないと思うんですよね。

つまり、『目の前の困難に対して自分で切り開く力』というのがイコールテニスの強さに繋がってるんじゃないのかなと。テニスにおいてはそっちの方が重要なんじゃないかと。ザ・テニス素人の親ながら…思ったわけです。

 

だから技術習得は野球に近いので切り出し練習が可能だけれど、ゲームでどう勝つかみたいなのはサッカーに近いからとにかく実戦で学ぶしかないと。

 

これスポーツの特性の話なので、例えば体操競技とかだったら試合に数多く出て時間を使うよりもその時間を練習に当てた方が絶対良い成績残せますよね。(一回も試合に出たことないとかだと力発揮できないとは思いますがどちらに重心を置くかですね)だからどっちが良いとか優れてるとかではなくて、どういう特性のスポーツなのかなというだけの話です。

 

……。

前置きが長くなってしまったんですが(なんとここまで前置)、うちの子のテニスについてです。だから(上に書いた理由によって)ほんとは毎週末に1日かけてのリーグ戦みたいな試合をやらせたいんですよ。

 

どうやら日本の子って、アメリカの子とかに比べてそもそもめっちゃ試合経験足りてないらしいじゃないですか。※サッカーでいうブラジル比較と一緒なんですけど。

外国だと大体週末は1日大会に参加して3セットマッチのリーグ戦、その上で平日練習の繰り返しらしく。
※もともとサッカーも外国はそうで日本は部活しかなかったんですが、だんだん週末のリーグ戦とかが整備されてきて、育成年代の選手が参加できる試合数が増えてきたんですよね。

 

でも今テニスやってる子って(ジュニアテニスって)そんな環境なくないですか?
試合があっても遠くて参加むずかしいこともありますし、やるにも全部エントリー費かかるのでそんなにめったやたらに参加もできないですし。(テニスがそもそも日本においてマイナーってことなのかもしれませんが)

 

だからなんやかんやいって、そもそものゲーム経験数(経験値)が圧倒的に足りてないということなんですよ。
囲碁でも、1000局やればアマチュア1段という言葉がありまして(急に囲碁になりますけどw)アマチュア1段がわかりにくいんで、ん?となるかもなんですが。

つまりはテニスの実力においても『なんかかんやいう前にとりあえず1000試合やってから来いや、話はそれからじゃ』ってのがあるんじゃないかと思うんですね。
僕そういうの好きですし。

 

例えば毎週スクスクのっぽくんの大会出てたとして、まぁ1大会3試合か4試合くらいですよね。
それが1年で50週あるとして、毎週頑張って出たとしたら150~200試合と。
で、1000試合としたら達成までに5年ですか。
まぁ妥当な数字だとは思うんですが、それをもっと縮められたらもっと伸びると思うんですよ。
そして外国の選手って多分もっと短い期間で1000試合達成してるんですよ。きっとね!

 

でも試合数をブーストする方法って、今の状況だとあんまりないかな、と。
我が家だとスクスクも月2回くらいが実は限度なんですけどそれでも20大会、年60試合くらいですから。すくなっ!
3倍欲しいわ…。と考えて、あることを思いついたんですよね。
すんなり思いついたわけじゃなくて、1年くらいめっちゃ考えたんですけども。(なんとか息子に経験積ませたい一心です)

 

それが効果があるかどうかはわからないんですが、試合数稼ぐという意味合いからここ最近実践中なのでいずれ記事にしたいと思います。(それも1000回やらな意味ないんですけど)