うちとこの運動能力開発ブログ(ジュニアテニス編)

  我が子の運動能力開発について語ります、語りたい ~Love means nothing in tennis,but it's everything in life.~

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プロになりたい子供たち

小さい頃からスポーツやってると、選手になりたい、プロになりたい、ってやっぱり言います。口に出します。
もちろんうちの子も言います。
でもそれってどれくらいの気持ちで言ってんの? ってところと、
そもそも子供にそんな漫画の高校生の主人公が全国制覇したいです、って言ってるのと同じ気持ち、つまり熱さみたいのがあるのかどうかってとこなんですけど、
大抵の場合、そんなものはないですw

 

極々少数で実際に気持ちの持ってる子供もいるとは思うんですが、そういう人がほんとにプロになるんだろうなと。
ただ大体の子は(お子さん)はプロとか選手に対するあこがれだけで口にしてるだけであって。

 

子供がプロになりたい、って言ったときに親が期待するような
『俺はどんな困難も乗り越えて、何がなんでもプロになるんだ、そのためには何を犠牲にしてもかまわん!』
という気持ちなんか十中八九微塵もないということですね。
よく考えたら子供にそんな気持ちあったら恐いだろとw まだ地球に降り立って数年ですよw

 

これ、自分が子供の頃考えたらパッとわかることだと思うんですが、
スポーツしてた親御さん沢山いると思います、その中で小学生低学年の時、将来プロになりたいと一度でも思ったことのない方って正直いないと思うんですよ。
やっぱりあこがれの選手がいて、あこがれの舞台があって、自分もそこに立ちたいと。
じゃあそんときにプロになれる確率とかそれまでに必要な練習量とかどんな環境が必要かなんて本人はきっちり考えてはいないじゃないですか。

※自分も中学の頃まじでJリーガーになりたかったですけど、別にすべてを捨てて練習してたわけでもなく、
夏休みなんて家で横になってスラムダンク読みながらミスチルとかジュディマリとかスピッツとか聞いてましたからね。


つまり、幼少期の『プロになりたい』って言葉は大人で言ったら、
あー、もっとでかい家に住みてぇなー、とか
あー、給料10倍になんねーかなー、とか
あー、月は今誰の土地でもないから全部所有したら富豪だよね、とか
それくらいの感覚でしかないわけですよ!
そこに至るに必要なことなんて何も考えてなくて、結果だけ想像してるだけなんです。


で、何が言いたいかというとですね、
子供のいうことなんてそんくらいのもんなんだから、
「お前がプロになりたいって言ったんだぞ」とか言ってプレッシャーかけつつ過度な練習させたらあかんということですね。


子供にとっては親って絶大なもんなんで、これやってくと数年後には、俺がプロになりたいって言った(だからいう通りの練習をしなきゃいけない)、俺がプロになりたいって言ったんだから(俺はプロを目指さなきゃならない)みたいな。
そして親がやらしてるんじゃないんです、子供が望んでるんです、目指してるんです、みたいな感じになっちゃうんですよ。
でもそれって結局子供がそうなるように親が仕向けただけっていう。

 

まぁうちの子は『プロの選手の方が普通に仕事してる人より楽しそうだから』ってちょっとズレたこと言ってますけど、
ほんとに子供なんてそれくらいの感覚でプロになりたいって言ってるので、
あんまりそこに乗っかるといろいろ歪むだろよ、という話です。

そりゃあ、僕だって堂安の方が僕より楽しそうに仕事してると思ってますよ。
アジアカップ頑張ってください!