うちとこの運動能力開発ブログ(ジュニアテニス編)

  我が子の運動能力開発について語ります、語りたい ~Love means nothing in tennis,but it's everything in life.~

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謎の壁と「ハマる練習、ハマらない練習」

近所の公園に壁があるんです。

壁といっても柵とか外壁としての役割のものじゃなくて、どうやら壁打ち用のものらしいんですね。
壁打ちって何?って方に簡単に説明すると、ボールを壁に向かって打って、跳ね返ってきたボールをさらに打ち返すして、それを繰り返すのが壁打ちです。で、そのために作られた壁が壁打ち用の壁です。
ボールを出してくれる人や返してくれる人がいなくても一人で練習ができる!と。

で、壁打ち用の壁というとパッと思い浮かぶのが濃い緑色でネットの高さに白いラインのあるあれですね。
ベイビーステップ(漫画)でえーちゃんが得意としているあれです。
ここはジュニアテニスブログなもんで、とりあえず誰もがテニス用の壁が思い浮かんだことにしちゃいました。

 

でもこの壁はそれじゃないんです。(テニス用だったらどんなに良かったことか…)
高さはテニス用に比べるとかなり低くて、たぶん僕の身長よりも低いですね(今度もっかい見てみますが)。
で横に数メートルの幅があって左右がちょっと手前に折り返されてます。
上からみると〔 ←こんな感じの形です。めちゃ良い形のカッコあったw
で、壁の真ん中に円形のくぼみがあると…。

なんとなくわかった方もいると思うんですがこれが何なのかなのかというと、おそらく野球用なんですね。(くぼみがちょうどストライクゾーンっぽい位置にあるし)
なんでさっきから「どうやら」とか「おそらく」って自信なさげに言ってるかというと、こんな形のものをこの公園でしか見たことがないからですw

 

なんとなーく野球用なのかなと思いつつ、長らく僕らはサッカーの壁打ちに使ってたんですよね。
ちょっと余計なでこぼこがあるのでそんなに使い勝手が良いわけじゃないんですけど、それでも壁打ちができるってことだけでもありがたくて。だってボールぶつけて良い壁なんて何用にしろどの公園にもあるって代物じゃないですから。

 

サッカーにおける壁打ちの効能って僕は疑いようのないものだと思っていて、キック、トラップ、フットワーク、球感、みたいなのがやればやるほど身に付くと。
有名なところでいうとモドリッチが壁打ちずっとしてたとか、田中碧が小学生の「うまくなるには?」という質問に壁打ちと言ったとか。
僕もサッカーしてた頃は家の駐車場の壁に延々と壁打ちしてましたからね。
(完全に道路でやってるんで、都会ではどうかと思うんですがめちゃ田舎だったんで車もあまり通らず)
単純に壁打ちって楽しいんですよ。色んな蹴り方試したり、逆足でトラップして浮かせてボレーとか、なんか遊んでる感じで。

 

僕はそんな感じで壁打ち好きだったんで、うちの子もハマるかなと思ってその公園で壁打ちさせてたんですけど、いやもう全然ハマらなかったですね。
そもそも何したらいいかわかんねーし、みたいな感じでダラダラ動くしあんまり連続して蹴る気もないし、だからといってコントロールする気もないしで…。

今だからわかるんですけどたぶんボール蹴るのがそんなに好きじゃないんですよ、こいつ。
僕はただ蹴ってるだけで楽しいと思えるタイプだったんで、それに気付くのがだいぶ遅れたんですが。
だから壁打ちは最高の練習だっていって、結構その壁の公園に息子と通ってたんですが、最後の方とかどうにもあかんということで壁の前でずっと一対一してましたから。壁関係ねー。

 

そして非常に残念なことにサッカーに終止符を打つ時が来まして(いずれ詳しく書こうとは思います)、本格的にテニスを始めると同時にその公園にもいかなくなりアンド月日が過ぎて…。いつの間にかきゃつの興味が野球に移ってきて…、程よいタイミングで阪神も優勝し…。気付いたら毎週キャッチボールしてるな、とかなって。

 

で、たまたま久しぶりにその公園に行きまして、
初めてその壁に向かってボールを投げたんですね。チャト坊がピッチャーで僕がファーストの位置に立ってて、投げたボールが壁に跳ね返ったやつをキャッチ、そして素早くファーストに投げると。

僕思いましたよ。
これずっとやってたら絶対うまくなるやつじゃん!って。
さすが本来の使い方!

本人ももう壁打ちしながら頭の中で試合やってるんですよ。
ときどきファーストに牽制球とか投げてきますからね。この場に我々二人しかいないのにw
サッカーのときにはナニコレイミアンノみたいにやってたのにこの差はなんだよ。

 

なんだろ、子供にはハマる練習とハマらない練習があるということですね。当たり前ですがw
なので必要な練習をどう楽しくやらせるかというのはすごく大切なんですが、こいつこれめっちゃ好きだな、みたいなのが見つかったら成果とか度外視してやりたいだけやらせると「え?まじで?」って結果につながる、かもしれない…。というお話でした。