うちとこの運動能力開発ブログ(ジュニアテニス編)

  我が子の運動能力開発について語ります、語りたい ~Love means nothing in tennis,but it's everything in life.~

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親がテニス未経験者である利点を考える(2)

前回↓からの続きです…。

undoshinkeikaihatu.hatenablog.com

例えば試合に関してのアドバイスとか、休日の自主練とか、そういうところは全くかなわないと思うんですよ。
未経験だと見守ることしかできないわけで。
ただ、この見守ることしかできないっていうのが反対にテニス未経験者親の特権というか、利点なのかなと、思うわけです。

 

プロスポーツの世界では親子鷹って結構多いと思うんですね。親がもともとそのスポーツをやっていて、幼い頃から子供に指導して結果を残すってやつです。
パッと出てくるのでも野球のイチローだったり、ボクシングの亀田だったり、卓球の水谷だったり、サッカーの久保建英もそうですね。
ただそれって最終的に一流アスリートになる才能に出会えた親だけが持つ「正解」であって、大した才能もない、運動能力もない子供に対して同じことをやったとしてそれが果たしてプラスなのかっていうのはあるわけです。

『大した才能もない、運動能力もない子供に対して』これおもいきしうちの子のことなんですけども。。

 

下手だなぁと思うんですよ、何となくスポーツの上手い動きって共通点があるので言語化はできないまでもちょっと動き見たら「下手」「上手い」くらいはわかると。
今日も久々にスクールにいってレッスン中のチャト坊見ましたけど、まじで微塵も才能ないな、と思いましたからね。
ほんとに1ミリもない才能の欠片もない、と。
(幼い頃からずっとですけど体重移動がめちゃくちゃに下手なんですようちの子。重力が全然わかってないというか)

で、じゃあ僕ら両親がそれについて何かアドバイスできるかっていうと、出来ないですよね。
だってテニスやったことないんだから。
こうしたらいいんじゃね、といって休日にその動きめっちゃ練習したとして、まったく逆効果だったらと思うと安易にできないですよね。
それはコーチに任せておけば良いと。
下世話な話かもしれませんがそのためにお金払ってるわけですし。

 

なので、何か気が楽なんですよ。
サッカーやってた頃のあいつに比べてテニスだったらどんな姿を見ても気が楽。(試合全敗でも全然気にならない)
下手に自分が経験者だとあんまり良くないなというのって、僕の(僕らの)場合はサッカーで学んだというか経験したんですよね。

 

チャト坊はもちろんサッカーも下手なんですけど(4年もやってのにうう…)、経験者だとやっぱり口出してしまうんですよ。
もうそれこそ、試合の動画見ながら逐一ポジショニングとかこの時何を考えていたとか、他の子はこう考えて動いてるのにおまえはボケっとしてるとか。
休日にキック練習しても、体をくの字にするな、上半身を立てろとか、足を振ることを意識するな走ってきてその勢いでボールに足を当てるだけでいいとか、ほんと一つ一つの動作について、全部言っちゃうんですね。

これ正直めっちゃうざいですよねw
そもそも自分が子供のころ、スポーツに関して親にこんなにかかわられたことないですもん。

でもわかっててもやっぱり言っちゃうんです。だって他の子はできてるし、おまえだけなんで出来ないの?別に簡単なことじゃん、って。


子供って成長に個人差めっちゃありますし、得意不得意ってそれぞれあるので、別にインステップキックが綺麗に蹴れなくても、二重跳びはできるとか、インサイドトラップがうまくできなくても、逆上がりはできるとかなんですけど(うちの子は全てできないんですけど…)、やっぱりそのスポーツで集まった子の中で我が子だけできないことがあると親としては気になっちゃうのはあたりまえで。
これ、なんで言っちゃうかというと、『わかる』からなんですよね。つまり『経験者だから』なんです。

 

今から考えるとそれが子供のメンタルにどういう影響があるのかということですね。
やってるのは子どもなのに、一個一個親から駄目だ駄目だ言われたら楽しいわけないですよね。
正しいプレイとかうまいプレイとかそんなのあんまり関係なくて、やってるその時が楽しければそれが素晴らしいことなんだと、(大人になるとただこれが好き、この時間をずっと過ごしたいみたいなことがあっても、そもそもそれに割く時間が全然ないですから。僕も軒先から雨がずっと滴り落ちるのを見てたいと思うことあるんですけど、つまり何も考えずにぼーっとしてたいなぁ、って。でも仕事しないと生きていけないですから、そんな時間はないんです)


こうやって見てくると親が未経験者であることの利点ってのは、まず第一に『親の気が楽』ってことですね。
へぇー、ふーん、結構うまいじゃん、お、あれすごくない、とか思って見てればいいですから。そもそもわかんないから細かいことに目がいかない。
僕と妻とかスクスクの大会に行っても、二人で話してるのが楽しすぎて息子の試合とかあんま見てないですからねw

そして第二には『子供が好きにやれる』ということかなと。
好きにやってるだけじゃ勝てないし上に行けない、というのはあると思うんですが、まぁうちの子、口うるさく言ってもどっちにしても上には行けないだろうなと、動き見てたら思うわけで…。
だったら、楽しく好きにテニスやったな、という経験が積めればそれが一番だろうと。
なんでもそうなんですけど「辞めたら終わり」ですからね。


とまぁいろいろ書いてきましたが、これ一般的なものでなくて完全に僕個人のことになります。
僕がテニス未経験者親だったことで、経験者だったスポーツの時よりも良いと感じたこと、という内容ですね。
ですのでこういうのは駄目だとか言ってるわけではなく、僕が親として子供と触れ合う中で未経験者で良かったなと思う部分を今回書いてると思ってもらえればと。

 

反対に経験者だったから苦い思いをしたこともあるってことですね。。その頃のこと、今回ちょろっと書きましたけど実際はそんなもんじゃないんでおいおいもっと詳しく書こうかなと思います。